2015年3月31日火曜日

配管の防音


狭小住宅では、排水管の処理がなかなか、難しいものです。

狭いので、外部に排水管を出というのは基本的に良い選択ですが、

一番目立つ、面に排水管を出すわけにはいきません。

機能重視といえど、きれいな顔が台無しになってしまいます。

で、室内配管を狭いところで工夫するのですが

問題は経路と音ですね。

狭小住宅だと、結構大切な部屋の天井を横切ることもあります。

そうすると、音も心配です。

以前は、吸音材を巻いていたのですが、最近は吸音材を巻いたものが

有ります。こういったもや、遮音シートや取り付け部分を工夫して

排水経路を考えます。

点検口もできればつけたいですね。

しかし、音は完全には止まらない・・・木造だけじゃやなく

どんな建物でもね。

ですから寝室近くに上階のトイレの排水管は基本的には避けたいですね。



2015年3月30日月曜日

防火ドア+木板


木製のドアを付けたいが

防火ドアじゃなければいけない・・・

そんなとき、スチール(鉄)フレームの防火戸に

木板を取り付けるとそれなりに

いい感じになります。

出来上がりは、以前のブログで、これが下地となるドアです

http://rakuuchirakuza.blogspot.jp/2015/03/blog-post_70.html


2015年3月27日金曜日

中目黒のさくら状況


一月末の誕生日から続いている朝の散歩

夕方までは、気分と体調とても調子がいいが、

7時過ぎてくると急に調子ダウン・・・・

酒が入るとさらに調子ダウン

これが正しい生き方なのかもしれない。

朝の散歩で、いつも歩く目黒川の中目黒のさくらは・・・


中目黒さくら情報です。

日曜から水曜あたりが一番良いのではないかと思います。

桜祭りは来週なので、

何とかギリギリ散り始めのさくら祭りではないかと考えておりますが

いかがなもんでしょ。

2015年3月26日木曜日

セルロースファイバーの断熱



一般的な断熱では、室内側はポリエチレンシートなどで湿気を通さない処理をしないと

壁内に結露が生じます。

外側は壁内に水は通さないが、湿気は排出できる透湿防水シートが張られます。

しかし、セルロースファイバーの断熱では、湿気を調整できる機能があるので

内側も透湿性のある紙が張られます。これにより室内の調湿が可能となるのです。

魅力的ですね。

家が布団で包まれたような感じです。

グラスウールに比べ3-50万ほど余分にかかりますが、

少し余裕があるなら使いたい断熱材です。




2015年3月25日水曜日

古材


先日、友人の建築家が扱っている、古材を見に行きました。

三郷にあるFROGsという所です。

50ミリの迫力ある松のデッキ材等、なかなか魅力的です。

日本の住宅の異常な新品感、異常な几帳面さもそろそろ終わりにしないといけないですね。

無垢材などの持っている、時を重ねる力は

何か安心感をもたらせてくれます。

2015年3月24日火曜日

本の改訂


平成26年(2014年)に建築基準法がかなり改正されましたが

それを反映して、建築基準法の改定がもうすぐでます。

順次、実際に施行になっていくのに合わせての本の改訂です。

改訂の原稿やチェック、訂正箇所など、多くはないのですが

間違うといけないので気を使います。

付随して省エネ法の改定も反映しています。

耐震偽装、震災、省エネ、CO2問題などなどで、この10年ほどは

どんどん法文や規準や手続きも変わってきています。

実務につくものとしては頭が痛いところですが、チェックしていかなくてはいけません。

この法規の本、一般向けの本としては、分かりやすい方と自負しております。

この他に、

「イラストでわかる建築用語集」

「らくらく突破のインテリアコーディネーター合格テキスト」

も結構人気なので、増刷ごとに訂正などをしています。

もうすぐ

「知識ゼロから学ぶ建築設備のしくみ」(ナツメ社)

も出ます。楽しみです。





2015年3月23日月曜日

キッチンの有孔合板



等々力の家、奥さんの有子さんキッチンの壁に有孔合板を付けたいと言うことで

壁面をくぼませ有孔合板を取り付けました。

引越し後、今までいろいろ考えていた、有孔合板の利用の仕方を

たのしそうに実践しておりました。

僕たち設計者にも、こういった工夫は、なるほどといったこともおおく

設計者としてもうれしくなりますね。


2015年3月20日金曜日

幕板(織部板)もない床



床の間の無い床と言えば、織部床が有名で、

天井下の壁に、幕板(織部板)取りつけるのが一般的ですが

今回の茶室は、幕板もないとてもシンプルな床です。

壁床と言います。

腰の和紙の形状のみで床となります。

シンプルで、壁に花などが掛けられると、とてもいいのではないかと思います。

深い藍色の壁の和紙も生きますね。


2015年3月19日木曜日

木造の構造計算


木造の2階建て等は、4号建築物といって、確認申請において構造関係の規定の審査が

省略されていますが、基準法の構造規定を守らなければいけません。

建築士のチェックが入っていることが必要です。

構造が安全かどうかは、簡易的な壁量計算か許容応力度の計算でクリアしなければ

いけません。

多くは簡易的な壁量計算で対応しているようですが

住まい手に安心していただけるように

匠屋では、耐震強度2以上が基本で、すべて許容応力度計算をしています。

写真のように100ページ以上の計算書・・・・結構な量ですね。








2015年3月18日水曜日

柿渋の壁紙


柿渋の和紙壁紙の引違戸

寝室物入に使いましたが、なかなか趣きがあっていいですね

㈱川島・・・クロスの川島とは違う会社の製品です。

壁紙や襖にも詳しい

インテリアコーディネーターの細井さんが選んでくれました。




2015年3月4日水曜日

木の表情を生かした防火ドアの制作


木製にしたいけど防火ドアじゃないといけないとき

木製の防火戸も販売されていますが、今一つ、デザインの巾がせまい。

ということで

スチールでドア本体を造り、それに木を張るというドアです。

スチール枠や木部のデザインも工夫ができ

塗装もできるので、住宅の様子に合わせて作ることができます。




2015年3月3日火曜日

無垢板の竿縁天井




先日、和室の竿縁天井の天井板として無垢の浮造(うづくり)板を選んだ話を書きましたが

出来上がりです。無垢の浮造(うづくり)板の竿縁天井なかなか好評です。

やはり無垢材のもっている表情というのはいいですね・・・