2013年6月29日土曜日

バスオール

午後の一休みにテレビを見ていいたら
バスオールという す、すごいお風呂が紹介されていました。
住宅建築の設計、長くやっておりますが知りませんでした。

僕の田舎では、銭湯はありませんので浴室は結構昔からありました。
僕の小さな体重では、床板がうまく下まで降りない五右衛門風呂でしたが・・・

でも都会では、浴室なんて
この50年ほどの事のようですね、ほんと、時代は変わりましたね

その頃、昭和38年に出た風呂、というかユニットバスが
バスオールというもの、半畳の中に機能満載・・・・
今はエア・ウォーターを経由してパナソニック エコソリューションズAWEとなっている
「ほくさん」の商品


結構感動します。最近(2006年)まで販売されていたとか

デザインと使い勝手もをもう少し頑張れば、まだまだ使い道はありそうな気がします。
いや・・・なんかいいなこれ





2013年6月28日金曜日

監視検査の時代・・・

ほんと
いま建築業界、住宅業界は
監視、監視、検査、検査のせかい
監視、検査にもお金がかかる
それは、結局、家を建てる人の費用になっていくのですね
本当に、それは住み手にいいことなのでしょうか?

建築士は専門家ですが、同じような人の検査や監視重ねても
無意味かなとは思います。
一人の専門家を信頼し責任を持っていただくというのがいちばん効率がいいとは
思います。

糸井重里さんの言葉・・・ちょっと響きます。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071023/138300/?P=1


糸井 じゃあ、規制が厳しくなって、結局誰の仕事が増えているか。というと「これは大丈夫です」「これはダメです」「これは耐震構造的に法的にオーケーです」「オッケーじゃありません」といったことを調査して報告するひとたちですよね。それって結局、官僚の仕事であり、弁護士の仕事じゃないですか。

―― まさに管理する人の仕事だけが増えたんですね

糸井 そこで問題なのは、「仕事は増えているけれど、何も生んでいないし、消費されていない」ということなんですよ。」

2013年6月27日木曜日

らんま、漂白無事終了


らんま漂白、無事終了!
一日置くと結構白くなりますね・・・
といっても生地の白さですけど

無垢材を彫刻したものなので、それなりにいい感じ

これで、シナ合板の白にも違和感なく溶け込めそうです。
左は、破損が大きく、再使用をあきらめたランマです。

さて、仕事合間に、今度は補修だっ

昔は、このような、鶴に松といったベタな欄間の再使用は避けておりましたが
最近は、よりベタなものをどう、今の住宅に使えるんだろうかなんて
考えます。たのしいですな。

2013年6月26日水曜日

欄間の漂白と補修


鶴見川の家で使う、解体した家の欄間

始めは、少し濃いめの色で使う予定でしたが
保存状態からみて二つのうち、一つしか使えそうもないので
取り付け面積的に、濃い色だと周囲から浮きすぎる・・・

ということで、壊れた部分の補修もかねて、事務所に持ってきてもらって
先ず漂白から・・・

専用の漂白剤をで、漂白中です。結果は明日・・・


2013年6月24日月曜日

初めての料理 ピタ ハムス 


土曜日に、教えている学校のHさんの結婚式二次会に
南青山のおしゃれな場所。
打放しのがらんどうな感じがまたいいですね。
若い人は面白いところを見付けてきますね。
みんなでワイワイやったあと、講師仲間で近くのお店へ

で、そこでハムスとかいうポテトサラダ風の食べ物・・・ひよこ豆が原料とか
で、それを、ナンよりしっとりしたピタ(ピタパン)という平べったいものに
付けて食べると・・・・
これがなかなか うまい!
ハムス(ファムス)って結構知られているようですが、僕は初めて
なかなかおいしくいただきました。
中近東、地中海系の料理らしいです。
料理は、まだまだ知らないものがありますね・・・

行ったお店、南青山にしてはゆったりした店で
ハムス、それなりに有名らしいですね・・・
感じいい店でした○。



住まいとは・・・

単純で当たり前のことだけど、
住宅をつくるときに
いつも考えること。

物理的な家や箱、住宅をつくるのではなく、
住み手の生活ための「住まい」
をつくるのが仕事だといつも肝に銘じております。


「寝るところがなければ 家ではない

喰うところがなければ 住まいではない

憩うところがなければ よい住まいではない

町とつながっていなければ 活きた住まいではない

安全でなければ 住み続けられない

住む力がなければ どんな家もただの箱」

2013年6月21日金曜日

二世帯住宅と相続税

二世帯住居を建てるときは、とりあえず考えてはおきたいものが
相続した事業の用や居住の用の宅地等の価額の特例(小規模宅地等の特例)の事
http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4124.htm
(平成22年4月1日以後)


宅地相続時に、相続者がそこに同居してば、80%評価が下がるという特例で、
この同居の判断が相続にとって大きな差が出ます。
で、

1、配偶者に相続の場合は全く問題はないのですが、二世帯住宅で同居していた時
全く分離した二世帯住宅は同居と言えるのだろうか??

2、相続時に、配偶者が老人ホームに入っていたときは、同居となるのだろうか???

3、小規模ってどれだけ??

この部分は、この何年かで変化しているようなので注意が必要ですね。僕は設計者なので、逐一法規のチェックはしておりませんが、大体現在のところ

1、数年前に建物内部で行き来できない場合は同居とみなされないといった改正がありましたが、2世帯住宅でも同居とみなされることになりそうです。細かくは調べてね

2、終身利用権付きの老人ホームに入居した時は居住が老人ホームに移るので同居とみなされなかったのですが、介護のための入居で、自宅が他人に貸付けられていなければ小規模宅地の特例が受けられるようですね。

3、小規模宅地の特例の対象となる居住用の土地の面積制限が、240㎡から330㎡に拡大になるようです。

これに、事業用宅地等の評価額の減額・・・も頭に入れておきましょう。

それに、相続の基礎控除が、大幅に減額・・・の予定
現行:5000万円+1000万円×法定相続人の数
改正後:3000万円+600万円×法定相続人の数

かなり違いますね・・・お父さん、子供や奥さんのためにもそれなりに考えておきましょう。

2013年6月19日水曜日

左官の外壁


左官の塗外壁

10年ほど前までは、出来るだけ避けてきた仕上げです。

理由は

1、ひび割れが心配。

2、現場での工事期間が長くなる

3、通気構法では壁の重さが心配(通気胴縁を付けた上に重いモルタルが心配)

4、モルタルのイメージが安普請的イメージがあった。

といった理由です。

しかしこの10年で

1、ひび割れは表面にガラス繊維を埋め込ませることで、ひび割れのリスクがほとんどなくなった。

(ノンクラック構法)下記のガラス繊維を表面に埋め込むのですね。


2、工期はやはり短くはなりませんが、住み手が左官仕上げを好むようになってきたので
工期については理解してもらえる。

3、モルタルは、軽量のモルタルを使いガラス繊維を入れてることで厚さ(15ミリ)程度で、
安定した強度を出せるようになった。

4、住み手は高級仕上げと感じるよになった。

というわけで。以前はサイジングが主流でしたが。
左官とサイジングが半々となりました。
左官仕上げ・・・伝統的な仕上げのように感じる方もいますが
進化しているのです。

サイジングのちょっとクールな感じに対し、温かみのある感じもいいものです。



2013年6月18日火曜日

取っておいたランマが・・・

鶴見川の家


解体した家に残っていた、ランマ、丁寧に取り外しをしてもらいましたが
んん・・・
ところどころ、微妙に破損・・・・

現場で、どのように使うか思案のしどころです。

来週再度、住み手と検討します。



2013年6月17日月曜日

海軍カレー???


ブルーの地に黄色と赤で横須賀海軍カレー・・・
先日いただいたものです。
外観からはおいしさは伝わらないのですが・・・

おいしかったです!コクがあって、味もいい!
小さなころ、田舎で母の味噌汁のようなカレーを食べながら
本物のカレーってどんなだろうとイメージしていたカレーの味に近いかな。(笑)

レトルト恐るべし・・・


2013年6月14日金曜日

小商い


小商いという言葉があるらしい

大量の人を対象にした大きな店舗や企業。その拡大成長、経済至上主義に対して
経済成長なしでもやっていける社会・・・・

そういえば、僕が大学のころは
石油資源の枯渇などの危機感もあり経済成長にも陰りが見えたころ
シューマッハーのSmall Is Beautifulや
ローマクラブの成長の限界
といった本が出ましたね。夢中になりました。

しかしその後、
残念ながら
経済成長というか・・・経済成長ゲームの世界に突入、
そして崩壊…いやいや、バブルがはじけても崩壊はしてません。
世界は、株価などで一喜一憂、まさに今ゲームに夢中です。
そして世はグローバリズムという、経済至上主義が真っ盛り!

東日本震災の後の「変わらなければ」の合唱なんて忘れたみたいにね

で、小商い!

これ、設計事務所ってまさに小商いですよね。
「小商いとは存在し続けることが拡大することに優先するような商いのこと」

店舗もいらず、在庫なしで一人でできる。
ローカルな商売、初期投資なし、お客と直接かかわる商売。
ホント拡大できない存在するだけ
しかし、現場などで苦労も多いけど生きてるって感じが味わえる商売。

いつも設計事務所連中は、ビジネス感覚がないよな・・・なんてお互いに愚痴って
変わらなければなんていっていますが、
実を言うと変わる必要がないのだろうかなんて
実を言うと設計事務所って
もっとも新しいビジネスモデルかも(そこまでは思っていはいませんが)

小商いという言葉を聞いて、チト思うのであります。
丁寧に一つ一つ仕事をこなすこそ・・・・

しかし、世間はグローバリズム時代に、
生き残る小商い(設計事務所)にも工夫は必要です。苦労は続くのです・・・

で、
苦労はリズム(グローバリズム・・・)

お後がよろしいようで。

2013年6月12日水曜日

鉄板(ガルバリウム鋼板)屋根

都市部では、家を軽くし、高さ、防火性、メンテナンスの容易さ、緩勾配の水処理
から、屋根は
色がついたガルバリウム鋼板のタテハゼ葺きにしています。

10年前くらいまでは、色つきのガルバリウム鋼板は高かったこともあり
ガルバリウムの素地・・・
しかし反射が激しいと隣家からクレームが来ることもあり、値段も落ち着いたので
今は色つき。
良く使うのは耐摩カラーGL、セリオスなどで。今ではたくさんの種類が出ています。
鶴見川の家ですヨドカラー萌です。

年配の方が考えてる鉄板葺き(安普請)とは全く違ったものと言っていいでしょう。


さて、ガルバリウム鋼板のタテハゼ葺きは優れた屋根仕上げですが
二つだけ問題が

雨の音と夏の熱です。
これを止めるのが
専用の断熱材です。屋根の小屋の断熱とは別に、鉄板の下に敷きます。


東レ ペフ、セキスイ ソフトロン、古川電工のしずかエースなどですね。
これを敷くことで。屋根は安心です。
写真で職人の足元のグレーのシートです。
86年より設計で山荘も含め使っていますが。雨漏れはゼロです。




2013年6月11日火曜日

計画の変遷

今回の用賀の家
第一案から第6案への変遷!


第1案
定石通り、南側に庭を、環境としては2階が気持ち良い空間
元あった家の雰囲気からイメージされたものです。
北側の旗竿が写真奥に見えます。

第6のd案
既存建物が解体されて、現地で打合
庭が意外と影になる・・・
ということと、北側に旗竿で接道ということで
建物を南側に配置!
北側に庭、光はハイサイドライトの案(第4案)

道路と旗竿、前庭がうまくつながり
そしてさらに進化
住みやすい空間ができました。
旗竿部分からの写真です。第1案と反対からの写真。


プランは最初のインスピレーションも大事ですが
練りながら生まれるインスピレーションも
大切にしたいものです。

とにかくいろいろと考えて意見を出してみることは大切ですね。


2013年6月7日金曜日

防火設備(サッシ)の事

2011年1月に樹脂製防火設備の不備が発覚してから

http://tostem.lixil.co.jp/oshirase/20110128/(トステム以外も同じです)

通則認定を個別認定にすることで信頼回復を図ってきた
サッシメーカー

しかし、費用と時間がかかる個別認定の準備がなかなかととののわず

通則と個別の平行、使えるサッシがどれがいつまで使えるかわからない状態が

続いてきて、この4月に一斉に・・・ということだったのだが

やはり現場が間に合わず、9月契約、12月出荷(未確認)といった状況になるようです。

現場の混乱は結局は設計や住み手ににも影響します。

個別認定というのは、仕様を決めて実験をするので、ある型や寸法の幅というのがあり

沢山の実験をしなければなりません。サッシも引違の巾1.6m×2mを確認したからと言って

より小さな突出し窓がOKにはならないのです。

だから、メーカーも大変と言えば大変なのですが・・・

設計の現場も、個別認定の仕様はガラスも決まっていて、東京あたりのペアガラスのサッシに対し

値段が1.5-3倍と言われています。ですから設計と金額調整が難しいということになります。

1軒あたり60-120万ぐらいアップしますからね。

2013年6月6日木曜日

お遊びのこと


ここ、10年ばかり音楽の事をそれなりに楽しんでいます。
そしてミクシーやフェイスブックが
このところとても役立っていますね。
そんなつながりから目黒あたりを中心に音楽仲間も100人程度??

ブルースという音楽のセッションを、飲み屋で7年ほど仕切られせていただいたり、
目黒界隈の音楽仲間で大小のライブを企画したり、参加したり。

このライブも、先日日曜日、目黒界隈の音楽仲間のライブに一緒に出させていただいたもの。
渋谷のテラプレンというブルース系では有名なライブハウスです。

プロではありませんので、音楽性というよりみんなで楽しむという感じ。

最近は、高齢者の老後の話がでますが、音楽仲間にとっては、そこそこ健康であれば
老後は楽しいものだと思います。みんなを見ているとね。とてもいいことだと思っています。

写真は僕たちのバンド、その日ライブために急遽つくったバンドで(練習2時間)
メンバーの頭文字を並べてTKBというとりあえずのバンド名!
当日は、目玉商品の若い女性ボーカル風邪で欠席、スライドギターの名手間に合わず
で、ホントの楽しさだけのバンド・・・

このバンド名を読み替えると・・・あらら、東京 高齢者 バンド だった 

音楽は高齢を救う・・・



2013年6月5日水曜日

厚くなる断熱材

断熱材は、どんどん厚くなっていますが

床下の断熱、今までは根太の間だけに入れるというのが一般的でしたが
これは、根太の高さ分、45ミリしか入りません。
高断熱化の波でそれでは厳しいので、
最近では、根太を支える大引き分まで使います。
という訳で、断熱材も
写真のように切り込みを入れて、厚く使うようになっているんですね。

いっている意味が分かんない???でしょうね

カタログから


2013年6月4日火曜日

屋根が出来つつある



軒先が出るデザイン・・・鶴見川の家です。
美しい軒先ができつつあります。
完成が楽しみだな・・・

屋根は
着色ガルバリウム鋼板のたてはぜ葺き(立平葺き)、
シンプルで雨漏りもなく屋根工法としては理想的です。
但し、夏は表面が暑くなるので、下地に専用の断熱材。
そして屋根の厚い断熱材(180㎜)を使います。