2012年6月22日金曜日

手抜きとういうか 不思議と言うか・・・


中古マンションの防水の話。


結構高級なマンションを、昨年末浴室はいじらずに改装しました。

先日浴室から水が漏っている、と住み手の方から。
改装のよしみで、相談に。

早速、仲介不動産と売り主に来てもらって、改修交渉。
以前から怪しかったとのこと、水回りの事は、ちゃんと売買時に伝えておくべきことですね。
何とか売り主に負担をしてもらうことに・・・

そして、改修・・浴室の床を壊してみたら。

1、元の工事の不思議さ。

2、住み手が行った10年前の浴室建具と水栓の取り換え工事のずさんさ。

この2点が明らかに・・・

1、元の工事、たぶんちゃんとした建設会社が行ったのだと思いますが、
RC造の浴室防水下地は当然コンクリートかモルタルなのに、合板が・・・
たぶん洗い場のかさ上げ(高くするの)に合板を使ったようです。
普通は絶対しない工事。何故なのでしょうか?
不思議です。
工期が間に合わなくて応急処置で防水をしたのでしょうか?

2、住み手は不動産関係の方ですが、浴室の水栓と出入口を替えたときに、
ケチったのか、ひどい業者にあったのか、
防水層を切断して補修もせず、建具と水栓を設置して石張りの仕上げ。
仕上げが良けりゃいいという物ではありません。
建具の下の防水を切ったところから漏水。
正直笑ってしまいますが…こんなことをする業者がまだいるんですね・・・
仕上と値段でごまかされたのかな・・・

中古物件、住み手が水回り変更していたら注意ですね。
だって住み手にチェック能力ないですからね。
業者にいいように扱われていたかもしれないです。
それと、80年代までのマンションでは浴室もユニットバスではなくて、
防水型の浴室が結構ありました。注意したいものです。

で、先日もう一つ、知り合いの方のマンション上階から漏水が、数年前に続き2度目とか。
前回やった業者の配管工事がいい加減だったのが判明。
下に住んでいる知人はたまったものではありませんが、
上階の持ち主も、いい加減な工事をされていい迷惑ですね。

水回りは、ちゃんとチェックしながら改修する必要がありますね。
といって多くの方は業者任せでですが。
写真も撮ってね。売却するときも、それを渡したいものです。
マンション履歴書と言うのが必要なのかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿