2012年5月7日月曜日

原発危機と東大話法


先日、安冨歩さんの
「生きるための経済学」を読んで、共鳴できるなと思ったので、旬の本を・・・
連休に読んでしまいました。
(旬の本はなるべく枯れてから読むのですが)

「原発危機と東大話法」ね

僕は、NHKで以前放映された
「薬害エイズ16年目の真実」は、
図らずも日本の一面を表現してしまった名作だと思っているんですが、
まさにその気持ちを書いてくれた本でした。

「薬害エイズ16年目の真実」は
川田龍平さんが郡司元課長に話を聞くという設定なのですが、
郡司元課長が川平さんを、感情も見せず子供を諭すように、
他人事のように偉そうに話し、
川平さんは何も伝わらないことに涙を流すという流れ。
誰が悪いというより、郡司元課長のように話させる社会自体が
「あかん」と思った番組でした。

薬害エイズと同じように、いまは福島原発と原発再稼働・・・

「原発危機と東大話法」まさに、その話法こそが問題を解決しないと明確にしてくれましたね。

しかし東大話法・・・と言ってしまうと・・・

金持ちと才能はうらやんで、尊敬したと見せかけてこき下ろすのが、
日本人の「ガス抜き」なので、
東大話法なんて日本人にはたまらないガス抜きですが、
単なるガス抜きになりませんように・・・


しかし、「えらいさん」(この言い方が日本的)が
このような話し方をするのは、ほんと間違いありませんね。

ですから、このような話法の欺瞞を見つけることは
役人と庶民、
お上様と下々といったステレオタイプの対立をなくすことでもありますよね。
みんなまじめにやってるんですからね。

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