2012年4月28日土曜日

建築家紹介サイトについて

建築ジャーナル5月号で
建築家紹介サイトの現状などについてのインタビューが
記事になりました。
ちょっと、話を聞きたいということから・・・2ページの記事に
僕らのやっている「AtoA」建築家が選んだ建築家展
の話も載っています。

三茶ネタ見世

昨日は、
三軒茶屋で、軽い交流会「三茶ネタ見世」でした。
前回に比べ、20人程度でこじんまりでしたが、いろんな話ができました。

僕は、ここで書いているだめん住クリエイター、だめん住ウォーカーと
建築ジャーナルの5月号の僕のインタビュー記事をネタを壁に張りつけで

おしゃべり。





2012年4月27日金曜日

だめん住ウォーカー4

だめん住ウォーカー 十か条


■その4 街という環境を忘れている

家の質は?
と聞かれれば、断熱性や気密性、
構造材の質、仕上げのレベル、
設備のレベルなどを思い浮かべます。

でも、もう一つ大事なことを忘れていませんか?
そう、外部環境、近隣環境、町の環境です。

人のアイデンティとは、様々な環境が影響します。
その中でも大切なのが住まいや町という環境です。
土地探しをするときには、大きさより、
の町やその敷地の感じや、隣地関係をしっかり見極めましょう。

今まで住んだ土地なら、
その土地の環境の良さを設計者にしっかり伝えるべきです。
家のプランは、その町の環境によって違ってくるはずです。
設計者は、
まず現地を見ることから始めるのはこのためなんですね。

2012年4月26日木曜日

だめん住ウォーカー3


だめん住ウォーカー 十か条


■その3 家を商品だと思っている

お医者さんに向かって、今回の手術はどんな商品ですか?
弁護士に、今回の訴訟セットはなかなかお得な訴訟商品ですね。
オーダーメイドの店に入って、僕にあういい商品ある?
手作り料理店で、今日はおいしそうな商品がでてるね?

なんて言いませんよね。
これらの仕事は、店頭で既製品を販売している商品概念とは違うのです。
別にどちらが高級かなどというつもりはありません。
ただ、マックの商品と手料理屋のメニューとは、考え方が違うということです。

マックは味は同じ味(地方によっては違うが)
手料理は、食べてみるまではわからない!

マックに行って、偉そうにちょっとピクルス抜いてと言ったらバカですが、
手料理の店ではわさび抜いてと言ってもいいということです。

家は、住宅展示場があって商品だと思っている人がおおいようですが、すべて一品生産です。同じものはできません。現場や予算や好み、造る職人が違うからです
既製品のようにできたものを運ぶわけではありません。(最近これを売りに、製品の品質を安定させるという宣伝もありませすが)

現場で、毎回違う職人グループが造ります。これを商品と言えるでしょうか?

詳しい図面があっても、しっかりした契約しても、現場で何が起こるかわかりません。社会情勢で資材がなくなることもあります。コンクリートを打設しようとしたら、急に大雨が通り過ぎるかもしれません。住宅は商品ではなくて、契約によって造るものです。しっかりできるまでを見届ける必要があります。

工事をチェックする建築士が行う、第三者の工事監理という仕事は、契約されたものをできるだけ、希望に近づけるかという仕事です。

商品と思っている限り、手料理なりのおいしさはわかりませんね。

2012年4月25日水曜日

だめん住ウォーカー2


だめん住ウォーカー 十か条

■その2 人は自分のためならタダでサービスしてくれるとおもっている

これ結構多いんですね。
日本人、サービスはタダだと思っているようですが、
ホテルでもサービス料取られるように、基本的に有料と考えるのが正しいのです。
ボランティアという言葉も同じ考えですね。
ボランティアもタダで働くことではありません。

日本の昔の村社会では、サービスしてもらったら、
サービスしてあげなければならないという掟がありました。
イーブンのつながりですね。
村社会という共同社会があった時は有効な力関係でした
。でも、現代はこのような社会ではありません。
自分だけサービスしてもらえると勘違いするのは、不思議なことです。

工事や設計をサービスしてもらったら、イーブンとして、
かなりのサービスを返さなければ本当は成り立ちません。
ですが、そんなことしていないのですから、
どこかにサービス代が入っていて、
向こうにちゃんと支払っていると考えるのが正しいことです。

でも、サービスと言っているのが、本当に無料サービスという場合もありますね。
それは、きっとその人達に何らかの益をもたらしたからだと思います。
または気持ちよく仕事ができました、
ありがとうかもしれません。
その場合は感謝しましょう。

しかし、適切な金額で適切なものを造るためには、
過大な無料のサービス、思わせぶりな厚意というのは、
気を付けた方が無難ですね。
安心と同様、サービスにもお金がしっかりかかっていることをお忘れなく。
適切な金額で、こちらは信頼し、
向こうは誠意をもって工事をするという対等な関係でいたいですね。

2012年4月24日火曜日

生きるための経済学

日曜日は、久しぶりにゆっくりできたので、
「原発危機と東大話法」で話題になっている 安冨歩さんの
「生きるための経済学」を読んでみました。

「原発危機と東大話法」ってなんか読む気にならなかったのですが
岩上安見さんとのustream対談をちらりと見て、
ポランニーとサイバネティクスの話がでたので
興味を持ったのです。

僕ごときが言うのもなんですが、論や主張は粗いと思いますが
考えるためのヒントがたくさん散りばめられていて
面白い本でした。

選択の自由は・・・自由ではないよって
ホント今の消費化した家づくりに言えることだと思います。
もう少し住むって、力を抜いていいのではと思うのですが。

興味を持ったのでいま「生きるための論語」を読み始めました。
住まいづくりの初心にかえるのに役立ちそうなかんじ。


2012年4月23日月曜日

だめん住ウォーカー1


さ、作り手の問題を、自らの襟をただすいみでも
だめん住クリエイター十か条としてあげましたが

今度は、施主のほう


住宅相談に来た方で
何を求めて、設計事務所や住宅メーカ―、工務店を回っているのか
わからない方が結構あります。
住宅づくりで、魔法のような解決をしてくれる設計事務所や会社を探しているのでしょうか
そんな魔法を使える人はいません。
住まいづくりではね。

出来れば、早目にいい設計者とであい、信頼関係を結び着実に
住まいづくりに進めればいいのにと思います。
そのための、ささやかな助言として




だめん住ウォーカー 十か条

■その1 信頼するより安心を求める。

住宅メーカーや工務店、設計事務所に、過度に安心を求めていませんか?
安心には、本当はお金がかかっています。

住まいづくりでは、災害の事や、ローンや土地の事、相続のこと、
工事費の事など心配することはいっぱいあり、専門家から見ても、
より良い選択は大変難しいものです。

だから、何の心配もいりません、安心してなんでも任せてくださいなんていう、
甘いささやきは天の声に聞こえることでしょう。
(僕たちが聞きたいくらいです・・・)

でも、自分の大切なことをお膳立てされて、
安心だなんて言っていて本当にいいのでしょうか?

住まいづくりにはいろんな判断が介在しますが、
それを鈍らせないためにも、日本の村や会社のぬるま湯的安心を前提にしないで、
対等な関係の信頼を基にした関係で判断を下したいものです。

それには、手間をいとまずに、
ローンや税金、住宅にかかる予算などの情報は、
先ず自分で集める努力はしましょう。

2012年4月21日土曜日

家づくりの予算は、余裕をもって

い家づくりを手伝う者にとって、予算が大きいとありがたいところだか
住まいづくりの目的は、幸せに暮らすこと、
見栄や、余分な機能に使う必要はありません。


こんなブログがあったので、リンクしておきます。

http://blogos.com/article/37195/?axis=p:0

skillstock

昨日NHKテレビを見ていたら
skillstockという
skillをボランティアへつなぐという活動が紹介されていた。
いいこころみだな・・・

建築関係・・・ある雑誌では、震災復興でも
土建屋としてあまり評価されていないとか・・・
スキルより金とみられてるんだろうね

http://skillstock.net/site/index.html

2012年4月20日金曜日

レヴォン・ヘルム

ザ・バンドのレヴォン・ヘルムがお亡くなりに・・・
先日、久しぶりにラストワルツのDVD見たんだけど・・・
残念です。


http://music.aol.jp/2012/04/20/levon-helm-dead-dies/?ncid=jpInfoMC

マンションリフォームのローン

すまいとは、常に新しいローンや支払制度に挑戦していますが
国が今年度か来年度実現しようとしていることを
すまいとはすでに、提案していますね。


すまいとマネープラン 「リノベーションタイプ」

「中古住宅購入」+「リノベーション工事」のローンを1本で!
というのは意外と便利だと思います。
一度覗いてみたら・・・



http://www.sumaito.com/renovation/application/ind01.html

すまいとの内容


”中古住宅購入を住宅ローン、リノベーション工事費用をリフォームローン”
で借りると、いわゆるダブルローンになり月々の返済が高額になります。
住宅ローン1本で借りると、
月々の返済額を抑えて余裕がある資金計画を組むことができ、
繰上げ返済を活用して総返済額を抑えることが可能になります。


2012年4月17日火曜日

200万で出来るマンションリフォーム


200万も出せば、どんなリフォームでもできると思っていませんか。
かなりの事は出来ます。
でも、しっかり予算組をしないと無理です。

その理由は、

たとえば、12坪程度の2DKマンションを、1LDKのオープンなマンションにする場合で考えてみましょう。

実質の工事費(材料と手間)はどれくらいでしょう?

先ず、消費税       ・・・10万円
工務店の経費(安くて)  ・・・10万円
仮設費(EVの養生など)
と壁などの解体費     ・・・15万円

で、実質工事費は165万円です。
さて、ここで欲張るとあっという間に予算を使い果たします。

この予算で見た目と達成感を得るには

1、建具を使わない工夫
ドアや家具の扉は結構な値段となります。若い方はカーテンや間仕切り用ファブリックをうまく使います。参考にしましょう。

2、床をフローリングにこだわらない
フローリングは音の問題もあり下地も含め予算が必要となります。フローリングがかっこいいブームは終わったと思っています。フローリングにこだわらず使い方に合わせて選びましょう。マンションではカーペット(じゅうたん)もなかなかいいものです。リーズナブルだし、改装も楽。

3、照明器具、電気の変更を抑える
コンセントや照明器具にこだわると、予算的には20万程度すぐにかかります。あまりいじらすに、照明器具は、天井に引掛けシーリング程度で終わり、あとでいろんな照明器具を楽しむ方が、リーズナブルで楽しめると思います。

4、造りつけ家具は必要部分に限定
造りつけ家具は、どうしても必要な部分に限定し、扉をできるだけ避けるといいでしょう。

5、キッチンは超シンプルに
キッチンにこだわると、ワンルームでも6,70万は行ってしまいます。シンプルなミニキッチンやトップをステンレスやタイルで造り、収納はオープンなものにするといいでしょう。

5、便器、洗面器、浴室は・・・
200万予算では、どんなに工夫して水回りを変更しても2つまでです。優先順位は一般的にはキッチン、浴室、便器、洗面器の順というのが普通ですが、トイレは人目につくもの・・・それに浴室はシンプルなものでも設置共40万程度はしますから、一番予算を必要とします。よほどひどい浴室でなければそのまま使い便器を変える方がいいかもしれません。

6水回りの位置は変えない


といったことを考えて進めるとバランスよく予算が使えます。

スケッチは次回お見せしますが

予算組例は

床、壁等下地・枠回り 40万
床材(カーペット等) 15万
壁天井  15万
電気(照明器具後付) 5万
給排水 5万
キッチン(換気扇とも) 30万
便器 15万
造りつけ家具(扉なし) 20万
便器 15万
キッチン壁   5万

これで、リフォームしたなという、リフォームができる予算組です。

2012年4月16日月曜日

だめん住クリエイター10


だめん住クリエイター 十か条

■その10 問題は工務店が処理してくれると思っている

これは、設計事務所の立ち位置の問題です。
設計事務所は、家を建てる人の代理人で、工務店とは立場は利害関係にありますが、
質のある家づくりを目指すには、工務店と協力的な関係は必要です。

実を言うと、注文住宅レベルで相見積が一般化してきたのは1980年中ごろからです。
それまでは、住宅で相見積なんかほとんどしていませんでした。
住まいづくりは、設計者、工務店、施主の熱い信頼関係からできていたのです。
ですから、設計者のミス・変更や施主の変更・決断の遅延などは
大きな金額を扱う工務店がもつという形でカバーしてきた関係が長く続きました。
施主にとっても、設計者にとっても工務店にとってもある意味
いい時代でもありました。

しかし現在は相見積で工事費もかなりタイトな時代です。
設計者のミス・変更や施主の変更などを工務店はカバーしきれません。
ですから意欲的な設計や気まぐれな変更、決定の遅延は、工事の質や、
さまざまなリスクやトラブルへとつながることも多いのです。

工務店のカバー力(りょく)に頼った工事監理では、
結局住み手に利とはならない時代です。
僕たち設計者も襟を正す必要がありますね。


避ける方法は、設計打合段階で多くを検討し図面化し
現場での変更等を極力なくすようにするか、
昔の普請道楽の「旦那」のように
現場で納得いくまでチェックできる予算と工期を確保するしかありません。

2012年4月14日土曜日

だめん住クリエイター9


だめん住クリエイター 十か条


■その9 経験のない若い所員に任せきり

住宅の設計は儲かる・・・
なんて考えていませんか?
残念ながらバツです。
今までの設計事務所の住宅設計のシステムでは、
打合をし、設計をし、施主とショールームに同行し、
確認申請をだし、補助金などの手続きをし、現場を監理し、施主の現場に立ち会い・・・
なんてしていると
一人年間3件以上担当するとパンク寸前です。
ベテランでも休みなしで4、5件が精いっぱい。
多くないでしょ。
これをベテランと新入り所員二人で担当すると事務所経営がパンクします。(笑)

住宅メーカーのように、標準プラン、標準仕様で
材料選びや監理などの省力化を図る方法もありますが、
それをすれば設計事務所の独自性が危うくなることにもなります。
難しいところです。
また住宅メーカーの工事監理は工事部門と一緒ですから
設計事務所の第三者的工事監理の効率化と比較するのがおかしいのですが。

僕の経験では、現場3件以上か2年以上、
しっかりした事務所で現場監理していないと現場では、
何を見ていいかもわかりません。
経験不足では工務店に従うか、ベテランに聞かないと判断はできません。
できれば、ベテランやしっかり頑張っている方に工事監理はしてもらいたいですね。

でも工事始まらないとわからないのでは・・・
大丈夫です。
その見分け方は、打合段階で、所員がその場で判断できず
「所長と相談します」とか「事務所で調べてからお答えします」というのが
妙に多くなったら赤信号。
但し、ただしですが、建築では即断してはいけないことも多々あります。
判断を間違えると大きな損失を生むからです。
なんでも即断はこれまた嘘っぽいですね。

それと、ベテランの方が、若手に「これどうだったっけ」と頻繁に聞くようだと
要注意。
それに、スタッフの割に多くの住宅を抱えて居る場合も、要注意ですね。

2012年4月12日木曜日

だめん住クリエイター8


だめん住クリエイター 十か条


■その8 予算の話をはぐらかす

良いものを提案するのは、クリエイターの使命
良いものは、住み手もいつかはわかるはず
少しぐらい予算オーバーしても、良いものつくるのだから
なんて考えている建築家は結構います。
ホント

でも
高いものと、予算は相関関係はありますが、
良いものと、予算とは相関関係はありません。

なぜなら、
良いものとは住む人の価値基準でしかないからです。

ものづくりにとって、予算の話は一番したくないことです。
できれば思いどおり造りたい・・・
でも住まいは絵ではありません、
住み手がいて、住み手がお金を出します。

お金の話をはぐらかして、いいもの作りましょうなんて耳でささやかれたら、
一度は冷静にもどりましょう。
家づくりに、あらこんなお安く出来ちゃったなんていうマジックはありません。
ダンピングはダンピングでしかありません。
住まいづくりの早い段階で
大枠でもいいので予算の話をしっかり話し合える関係でいたいものです。

言っておきますが
予算と見積は違いますよ。
予算は建てる人が考えること。
見積は工務店やメーカーが出すもの。
設計も何も決まっていないのに、住宅の詳しい見積が出るとしたら、
これは逆に予算話をはぐらかすテクです。
これ、僕はフェイント見積と言っています。

2012年4月11日水曜日

だめん住クリエイター7


だめん住クリエイター 十か条

■その7 現場の話がほとんどできない

え、建築家は現場知っているんでしょう?なんてね。
一級や二級の建築士でも免許だけの人もたくさんいます。
図面もあまり描けない方もいます。
建築士の免許がなくても建築家と言う人はたくさんいます。
現場を知らなくても建築家という人もいます。でも心配しないでください。
大きな建物はチームプレイですから、
現場を知らなくても、図面を掛けなくても、
現場を知った人、図面を描ける人とチームを組めばいいのです。
それぞれの役割を果たせばね。


でも住宅レベルでは、そういうわけにはいきません。
優秀な人材数人んでチームを組んで・・・なんてあり得ません。
それに工務店の体制も、大手ゼネコンとは訳が違います。
予算も違います。

ですから、住宅レベルでは、現場の話も詳しい建築士または建築家を選びたいものです。
 どうチェックするかって?
難しいけど、
木造の外壁通気構法や、外張り断熱と充填断熱などの質問して、
図交じりで丁寧に説明してくれたら、先ずはOKかな。

話をそらしたら、とりあえずパスね(笑)

2012年4月10日火曜日

だめん住クリエイター6


だめん住クリエイター 十か条

■その6 話しをあまりきかない

だれのために家建ててるんだ・・・
ということです。
しかし、世の中、クリエイター、建築家と称するひとは
住み手の話を聞いていはいけないなんていう人もいるんですね。
オリジナルなものは自分の発想の中にしかないなんて。

こういったスタンス、住まいでは賛成できません。
住み手の、幸せは設計者の頭の中にはありません。
まず、住み手の話を聞く、そこに何かの発見があるはずです。
そこがものづくりの原点です。

たまに、設計者のわがままを楽しめる住み手もいますが
多くは、住み手のわがままをものづくりの力で
よりよい形にしてほしいんですよね・・・

話しを聞く、これあたりまえのこと
ここにこんな風に書くこと自体が変かもしれませんが
設計事務所の敷居が高いなんていうイメージも
ここら辺にあるのかもしれません。残念!
話しをしっかり聞いていただき、納得して家を建てましょう。

2012年4月8日日曜日

中目黒は、混雑時

中目黒は、超混雑、この人出は初めてかも


中目黒の桜


中目黒の桜
目黒川散歩、ちょっと寒いけど桜はきれい
朝9時なのに人はもう一杯
桜はでもいいな

2012年4月7日土曜日

中目黒の桜は今日、明日が最高!



中目黒の桜は、今日と明日、絶好調ですね
散歩は、目黒駅権之助坂を下り、目黒川を越えて右折
ずっと目黒川沿いを歩いて、中目黒駅あたりまで行く
というのが、いいですね。

途中で、中里橋、茶屋坂下、山手通り交差点の
うちの奥方の小さなケーキ屋さん「ミロ」によってね(笑)

だめん住クリエイター5


だめん住クリエイター 十か条

■その5 写真写りのよさばかり考えている

建築家の多くがそうです。
写真写りのショットを考えて建物を造る方もいます。
美しいことはいいことです。
でも空間は、写真でも3Dでもありません。
住まいの美しさは、写真の中にあるわけではありません。

触感、風、匂い、光の変化、床の音・・・
いろんな感覚が入り込んで良い空間になるのです。
5感です。

現代は視覚の時代、文字や写真に多くの情報があると考えがちですが、
価値のある情報は5感からです。
適切な判断を決める情報は5感からです。

直接人と会って話すと、一気にいろんなことが氷解することがありますが、
それは5感で人を感じているからです。

住まいも写真で判断してはいけません。それは住まいのホンノ一部です。

女性は香りを大事にすると言われますが、
視覚重視は男性社会の特徴ともいえるかもしれませんね。

設計者も、そろそろ視覚重視からは脱却すべきだと思います。
そして、住み手のリアルな日常に耳をかたむけなければいけません。

住まいは、ヴィジュアル系からリアル系へですね。

2012年4月6日金曜日

だめん住クリエイター4


だめん住クリエイター 十か条

■その4 新しいことやものを提案したがる


現代では、新しいことは、すぐに古くなります。

最新の商品を買っても明日はまた新しい商品が・・・
なんて日常茶飯事ですが、
住まいはそんなレベルで考えたくはありません。

住まいに関する技術では
いろんな職人が関係しますから、新しいことがなじむまでにはそれなりの時間が必要です。職人や工務店、設計者の日々の工夫にはそれなり時間が必要です。
たとえば、外張り断熱の工法というものがありますが
寒冷地で現場の職人の細かなレベルまで工法がなじんでいくのに10年以上かかったといわれています。
日々工夫、これは新しさとはちょっと違います。
新しいことを信じすぎないで行きましょう。

デザインでも
古いということは、新しいことと同じ価値があるということは
住まいでは忘れてはならないことだと思います。
それは、アイデンティにもかかわることです。
陳腐さやなじんだ形やものを恐れてはいけません。
実を言うと、
陳腐さに、形の源泉があるのだと僕は思っているのです。


つくり手としては
日々、新しいことはなんだろうっては考えてはいますが、
新しいことは目的ではないですよね。


住み手は、設計者にとって消費者ではないのですね。

2012年4月5日木曜日

花見?コエドビール?


昨日は、知り合いから、花見に誘われて渋谷へ
中目では花も3分咲き人も多かったのですが、渋谷で花見?

クラブキングという場所へ
不思議な場所
桜は1本・・・

会の趣旨もわからぬまま中に入ると
コエドビールが、噂では聞いていたが、さっそく飲んでみる。

5種類の飲み干しました。
なかなかコクがあって。おいしいですね
紅赤、瑠璃、伽羅、白、漆黒

紅赤はさつま芋も原料で7%、コクがあっておいしいですね。
漆黒はコーヒのような感じ、これもイケます。

丁度コエドビールの社長さんもいらしたので、チトだけあいさつ


この会の趣旨などわからず、いろんな方とお話しました。
ま、楽しい会でした。

ちなみに、趣旨は、
有名なワイシャツのメーカー(でいいのかな)の常務の方の
私的なパーティの拡大版というところだとか

あはは・・・


せっかくだから、いろんな方と名刺交換・・・

そのあと、目黒のタイムアウトへ、ブルースセッションへ
遊びに行ってしまった・・・
花見は今度の日曜だな、中目で






2012年4月4日水曜日

だめん住クリエイター3

だめん住クリエイター 十か条

その3 家で人を変えてあげようと思っている

上から目線ですね。
往々にして建築家が言ってしまう悪い口調です。
え、僕がこんなことかいているのも、上から目線のような・・・気もしますが
でも、これ自戒も含めですから。


近年、設計者は住まいに非日常性を提示することで
住み手の気を引こうとする流れがあります。
この住空間で生活を一変出来るよという感じでね

でも住宅では
ホントは、いい傾向ではないと思っています。



でもでも、世の中
家で人生を変えてもらいたいと望む人は多いようです。
日常に非日常を演出されると素敵なオウチにみえますからね・・・
まるで店舗みたいなんて

でもでもでも
人はそんなに一気に変われるものではないと思っています。
大きな変化は、どこかに歪をもたらします。
住まいのレベルでは、変化は徐々にしかすすめません。
いや徐々に進むのが丁度いいと言いていいでしょう。

だから
住宅は普通でいいんです。普通で・・・

っていって、
住み手の普通の話を聞いているとこれが結構「特別」なんですね。
普通に造れば、家は充分、特別になる!

良い住まいづくりは、
住み手の「普通」の住み方の発見ともいえるんですね。
非日常の演出ではないのです。

家で変われる、家で変えてあげるなんて思う前に
設計するものも いち生活人
住み手も いち生活人
日常の良さを大切にしましょう。

日常はある意味で気が抜ける場所でなければいけません。
そんな家をつくらないといけません。

設計者も、
家で人が変わるなんて人に言っていると・・・
「お前が変われよ」ってね。



2012年4月3日火曜日

だめん住クリエーター2

だめん住クリエーター 十か条

その2 家をアートだと思っている

標題と自己矛盾ですが
クリエーター・・・とか
アートといった言葉は何か怪しいですね。


まず家はアート(芸術)ではありません。
それをアートにしようとすることが間違ってます。

設計はアートを提供するものではいけません
設計はアートをよそおうものではいけません
設計は建築家のこだわりを表現するものではありません
住み手の生活こそがアートだと気づせるものでなければいけません。

アートは、本来、発見です。
見えなかったものを、発見することです。

自分たちの住まい方の素晴らしいところを発見すれば
それは素晴らしいアートとなります。

住宅の設計はその手助けでしかありません。
設計者はアーティストではないのです。

2012年4月2日月曜日

草木国土悉皆成仏

昨日は久しぶりに、ゆっくり休日
夕方てテレビを見ていたら
梅原猛と東浩紀の対談
なんとなく聞いてしまった

草木国土悉皆成仏という言葉、
西欧の人間中心主義と科学の哲学
東洋の自然や仏教を基本とした哲学

いつもの分け方・・・なんて思いながらも、
震災と原発の問題が起きたいま・・・
心に響くものがある。

人は、自然や地球を俯瞰する立場には結局はたてないのですね。
限られた知恵で作ったデーターや証拠などを示して
正しいかどうか、間違っているなんて言う前に

俯瞰できる場に誰もいないということを認識しなくてはいけません。
草木より知恵があると思っているだけですね。

ベイトソンという人は、精神とは何かと問いました。
精神とは人間特有のものではない・・・とね