2012年3月30日金曜日

だめん住クリエーター 1

だめん住クリエイター 十か条

その1 家は住み方の実験場だと思ってい


家は最新技術の実験場ではありません。
設計者が自分のお金で実験するのはいいけれど
住み手のお金で実験するのは問題ですね。


最新技術を使いましょうと積極的に提案する設計者がいますが
半分は功名心、
4分の一はパイオニア精神、
4分の一は施主のため・・・なんてね


良いことと、悪いことを丁寧に説明したうえで、
最新技術を使っていただくというのはいいのですが
最新技術に限って、
悪い点が見えてこない、見えないようになっているのです。


生活のなかでどう使われるか、その維持はどうなっているか、
20年後は・・・
よく考えてみましょう。


最新技術を、今日使っても、明日新しい最新技術が出るかもしれません。
生活は、基本はローテクです。
2,3年の技術の差なんて、生活には何の意味もありません。
2,3年の技術に生活の質がゆだねられるなんて変です。




技術も少し問題も出たころに住まいには使うようにしましょう。


僕は、住宅では
枯れた技術を使いましょうといつも言っています。
技術立国日本、経済優先日本の考え方とはチト違いますが。



2012年3月29日木曜日

いい・加減

いい・加減という言葉
結構好きです。

悪いイメージが多いですが。
人が楽しく生きるには、加減というのが必要です。

○か×が、いいか悪いか、敵か味方か・・・、ミスかミスではないか
これは長い目でみるとわからないものです。
近視眼的に見ると、悪いことでも、長い目でみるといいこともある。

住まいも、欠陥住宅は問題ですが
住むうえで問題になるところと、ならないところをしっかり見極める
力は必要です。
いい・加減を逸した住宅には欠陥や不要なものが隠されるものです。

自分たちの住み方のいい・加減を知ることで
いい・加減の住宅が見つけられるのではないでしょうか。

より良い住まいと出会えると思います。
楽しい人生のために住まいがあるんですからね。

2012年3月28日水曜日

快適で住みやすい家のしくみ図鑑

昨日は、朝
「快適で住みやすい家のしくみ図鑑」を読んで、話を伺いたいとのことで
大手家電系メーカーの方が事務所に来所
2時間ほどお話を。

エンドユーザー向けに、わかりやすくをモットーに、
エンドユーザーが理解出来ることが建築家の地位を上げるをモットーに
エンドユーザーの理解なくして住まいづくりは質が上がらないをモットーに

「いちばんわかりやすい建築基準法」
とともにこの本を出しましたが

一部には、当たり前の事しか書いてないなんて言う方もありまして、
ホントわかってないな・・・なんって思っていたのですが

大手メーカーの方からわかりやすい!いい本ですと言われると
エンドユーザーに少しは伝わる本になっているのだろうと思います。
うれしい限りです。

それと、大手メーカーの方も、住まい方の基本的なことに興味を持っているというのは
うれしい限りです。

技術日本ですが、住む技術(文化)も世界に誇れると僕は思っています。


専門家の日常の考えや工夫を咀嚼して伝えることはとても大切だと思っております。



2012年3月27日火曜日

だめん住ウォーカー

われら造る側の反省を込めた
だめん住クリエイター十か条に続き

住み手側のよりよいすまいづくりのために

だめん住ウォーカーの十か条とは・・・



・信頼するより安心を求める 

・人は自分のためならタダでサービスしてくれるとともっている

・家を商品だと思っている

・街という環境を忘れている

・家で住み方が変わると思っている

・住み始めてからが大切ということを忘れている。

・やっぱり値段だ

・決められないことは先に延ばしたい

・いわゆる定価といったものがあるとおもっっている。

・100%満足できると思っている。


この項目いくつかはみなさん当てはまるのは当然です。僕もいくつかは・・・

でも8くらいあてはまれば・・
いい設計者には合う確率は低く、バランスのとれたよい住まいは遠のきますね。


こういった項目は、普通の消費財や工場生産品では当たり前の要求で
問題ないのですが・・・

一品生産、現場製作、見積もり契約、日常生活の基盤のもの
という住宅の特徴を考えると

ネガティブな結果をもたらします。
このことは、ここで何故かをお話します。


2012年3月26日月曜日

HOUSE12T

12坪の住宅


http://www.iegaku.jp/house12t.html 


HOUSE12Tは、都市生活を楽しむための都市住居です。 
HOUSE12Tは、建坪12坪の住宅です。

現代の最小限住宅と呼んでもいいでしょう。 
なぜなら 
東京都心では、敷地面積が20坪、建坪12坪といった住宅が
多くを占めるからです。 
12坪は、決して充分の広さとは言えませんが、
便利な都市に生き生きと住むための住宅ということでは、充分な広さです。

都市住宅の現実的な標準住宅とも言えるでしょう。 
狭小住宅ではありません。
小さくても 知恵のある、豊かな家。
都市生活を享受する家です


いろんなパタンを提案します。

2012年3月24日土曜日

昨日は水性塗料

昨日は、新木場、神東塗料さんへ

使える!内外装材[活用]シートの改訂コラムの取材、
塗料は有機溶剤から水性塗料への進んでいます。
しかし使う側からいうと、水性がほんとに良いのだろうかと悩みます。

塗料の塗膜の強さなどね

今回の話しでかなりの部分がわかりました。それでも一部ですが
いい記事に成ると思います。

4つの記事の取材やっと終了。今日も一つの建築用語集の原稿を大体終える予定

設計の方がおろそかになっていはいけないので・・・
3月で処理しないとな・・・

しかしその筋の詳しい方に話を聞くというのはとても役立ちます。

設計はものづくり、研究ではなくてとにかくあるもので作らなければならないのが仕事。
ですから、
いろいろな建材の知識はあっても、深めることはできません。
商品のそこそこの情報に頼りがち。
それを少し掘り下げるだけでも、商品を俯瞰でき
住み手により良い仕上げを適用できるのですからね。



2012年3月20日火曜日

目黒・鹿鳴館


さあてと、お遊びの話。

今日は目黒鹿鳴館での、大人の音楽遊び会
「権之助坂 音DE・フェス」

目黒あたりを中心とした5バンドが集まります。
僕が目黒・明石野でずっと開いている
ブルースセッションの仲間たちとの輪と

昨年末ひょんなことから道端であった鹿鳴館の社長との出会いから
お誘いを受け実現してしまった!
偶然と必然の賜物です。

あのヴィジュアル系のメッカですからね。
ちなみに僕はヴィジュアル系ではありません。
ジジアル系(これ自体親父ギャグですね)

今日は仕事を忘れ、楽しんでいこうっと。
僕らのバンドは4時からブルースから日本の歌まで
幅広く・・・

2012年3月19日月曜日

卒業式

土曜日は教えている学校の卒業式でした。
仕事をしながらの人がほとんどで
、週一で2年間、あるいは平日で1年間限られた時間のなかで学びます。
図面やパース全然描けなかったなのに、卒業時にはかなりのレベルまでいきます。
即戦力としても充分な人も多いです。
それに熱意がありますからね。
僕も生徒を見て初心に帰れる時でもあります。
卒業式の後の青山でのパーティ
みんな大変だった後のほっと一息のパーテイ

2012年3月16日金曜日

柿渋と止水

今週は、仕事の合間に「使える!内外装材[活用]シート」の改訂にむけて
各専門の方にお話を伺いに行って、結構忙しかったですね。
しかし、面白い話がたくさん聞けました。
それぞれに、専門でやっている方は、僕たちと共通する所があって、こだわりをみなさん持っています。工事や建材も違った視点から見ることができるので、刺激的です。


止水の話は、前回少し書きましたから、柿渋


柿渋塗料、この日本の伝統的な塗料、とても優れているのですが、
戦後はあまり使われなくなりました。
僕の田舎では小さなことは使っていたのですが、現在は一部で使われているだけ。
ドイツ系の自然系塗料は良く使われているのに、柿渋は人気がありません。
不思議ですね。
いろんな理由がありますが、機能面で劣るといったことではなく、
赤っぽいといった見栄えや、
樹脂系の塗料が百花繚乱といったこともあるのでしょう。
また、自然系塗料のブームにのれなかったということも理由の一つでしょう。
ともかく
今回伺ったエイブル・エンジニアリングの「柿心」は、一般の人にも使いやすいように工夫されていて
魅力的な柿渋塗料ですね。
以前より注目はしていましたが、今後はより積極的に取り入れたいと思います。
詳しくはコラムでまた書かせていただきます。

2012年3月14日水曜日

使える!内外装材[活用]シートの改訂

使える!内外装材[活用]シートの改訂にむけて
4つほどコラムを書くのですが
そのために、各建材等のエキスパートにお話を伺っています。
これが、なかなかおもしろい。

シーリングと、止水のインタヴューは現在終了。

シーリングは、建築家にとってあまり得意な分野ではないのですが、シーリングの研修者たちの会合の前に何人かとお会いして、全体像などを・・・
なるほどという話がいっぱい、これを小さなコラムに・・・

止水の方の話しでは、日本はまだまだ改修の技術が途上ということを実感しました。
お話を伺ったOさんは、止水や防水等の経験を色々お話してくれました。
1時間半程度が2時間半・・・新鮮なはなしいろいろ
それにしても、止水と改修の話から、
日本のスクラップアンドビルドの悪しき風習は
脱していかないととあらためて感じました。

記事はなんとか面白くなりそう

今日は、柿渋塗料のお話を伺いに行きます!

2012年3月9日金曜日

耐震のセミナー

昨日の、日経ホームビルダーのセミナー
長かったですが、いくつかの収穫も

■地震学者の島村英紀さんのレクチャーは大変明解で
海溝型地震と内陸直下型地震の違いや、内陸直下型地震の予測の不可能性

近頃言われている関東圏の地震、マグニチュード7は新しいものではなく
内陸直下型はどこでも7あっておかしくない

震災は弱者(耐震補強ができないところに住まざるを得ない)に多くの犠牲を強いる
地震と震災は違うのだから、対策をすることが大切。

■それと、近年、地盤調査は、不安をもとに、改良をすすめることを前提とした会社もあり
住み手に過剰な対策を敷いていた部分もありました。安全側になることはいいのですが
行き過ぎもあり、僕のいつも頼む構造設計者も怒っていたことありました。
まさに地盤はグレーゾーンですね。
地盤調査で「不安」と出してしまえば、不要でも対策しないといけないですから・・・

で、耐震のエキスパートともいえる、保坂貴司さんは、スゥーデンサウンディングを
機械式ではなくて手動とすることで、地盤をより正確に測れるので
過剰対応がなくなるという話をしてくれました。
普通は機械の方がと思うのですが、手動の方が地盤の状態を正確に示すようです。

また、こういった社会的要求から、地盤ネットという会社は、地盤調査と地盤改良を分離して
調査のみで保証を付けるという、とても有意義な試みをしています。
興味あるところです。

地盤のセカンドオピニオンというようです。利用してみたい。

http://www.jibannet.co.jp/

液状化の裁判等の話は次回



2012年3月8日木曜日

もうすぐ3・11 耐震のセミナーへ





もうすぐ3・11
日経ホームビルダー主催の耐震関連のセミナーへ

「震災1年後の地盤&耐震の現状と対策」






2012年3月7日水曜日

本で寄付


この前の、まなぼん募金
http://www.manabon.jp/

に送った本

132冊で5460円が寄付されたと通知が来ました。
丁寧だな。

まそれなりの額なので少し満足。ブックオフで500冊7000円よりホント、
満足感がある。
段ボールに入れれば、ヤマト運輸が無料で取りに来てくれるんです。
いいシステムだ。

2012年3月6日火曜日

だめん住クリエーター

さて
だめん住ウォーカーとだめん住クリエーター

まず、、自らの襟をただす意味でも


だめ住クリエーター のチェック10項目を 示しましょう

これ、あくまでも
快適ですみやすい家を望む人のものです。

斬新な家に住みたいという方は逆に、これを満たせば素敵なクリエーターです。
雨が漏れても、とがった角でけがしても、危ない階段があっても
寒さで凍えそうであっても、結露でカビがはえても
それはそれで、素敵な住み方ですからね



だめん住クリエーター十か条


・家は住み方の実験場だと思っている

・家をアートだとおもっている。

・家で人を変えてあげようと思っている

・新しいことやものを提案したがる

・写真写りのよさばかり考えている

・話しをあまりきかない

・現場の話がほとんどできない

・予算の話をはぐらかす

・経験のない若い所員に任せきり

・問題は工務店が処理してくれると思っている



2012年3月3日土曜日

だめん住ウォーカー+だめん住クリエイター

住まいづくりで最悪なのは

だめん住ウォーカーとだめん住クリエイターがつながった時です

だめん住ウォーカーとは、
自分たちの住み方を誰かが見付けてくれると、
探し歩いているうちにコストの罠にはまる、施主です。

だめん住クリエイターとは、
住まいなど建築のデザインの単なる実験場と思っている建築家です。

んん、
だめん住クリエイターは
以外と、だめん住ウォーカーが好きなんです。
なぜなら、コストを理由に有無も言わさず、実験を楽しめるからです。
なぜなら、住み方が見えない施主には、斬新さ、非日常空間で勝負ができるからです。

そこには、日本という場に根差した家は生まれそうにありません。
家は、何十年も使うもの、住む人の歴史を背負うのです。
実験ではありません。目先の新しさではありません。

2012年3月2日金曜日

カーネーションって、ものづくりのドラマだな・・


「新しいゲーム始まっとるんや」

カーネーションでの主人公の言葉
娘たちがファッション界で勢いづいていく中で・・・
小原糸子のもらす言葉

まさに、70-80年ごろから、日本は新しいゲームがはじまったというか
主流になったのでしょうね。

地道に造る、誠意をもって作るという世界が
どうやって売る、どうやって気を引く、どうやって見せる

というゲームに変わったのでしょう。

職人や技術者というセンスではなく、流通のセンスですね。

2000年も10年過ぎて、原発の事もあり

マスゲームはそろそろ終わりにして
自分たちの身近な周りの価値を見出すゲーム、発見ゲームにうつらないといけないな

インターネット時代だからこそそれが可能なのかもしれません。

住まいも、
自分たちの今までの住み方をちゃんと評価した上で
新しい試みをしないとね。


2012年3月1日木曜日

古本の処分

先日、知り合いから、古本募金というのがあることを初めて知りました。

昨年だったか、500冊ほどブックオフに出したけど7000円・・・500冊で・・・
であれば、募金の方がいいですね。
150冊ほど何とか本棚から選んで、箱詰め、送りました。
大した募金にはならないんだろうけど。気持ちね。
僕も助かるし。

「まなぼん募金」
http://www.manabon.jp/

児童養護施設支援の「3key」という組織らしいです。
これからは、本処分はこれだな・・・

しかし、処分したいとは思うんだけど
みんなそれなりに思いのある本で・・・厳しいな。
でも、もう読まないんだろうな・・・
とにかく図書館にあるような本は処分していこうと思うのであった。

月10冊間引きをしよう。