2012年2月2日木曜日

熱交換型換気扇について

高気密高断熱住宅の換気には

室内の温かい空気を出さずに換気ができる熱交換型換気扇が良いと言われていますが
一昨日の建築士会のレクチュアー「パッシブデザインと換気」で
一概にそうとは言えないことがわかりました。

特に寒冷地以外は省エネにはならなのですね、冷暖房の機器にもよりますが

理由は簡単

ヒートポンプの効率は(COPやAPFという指標があります)
熱交換型換気扇が熱を回収する効率より格段といいのです。

つまり、エアコンを使って普通の換気扇を使う場合と
エアコンを使って熱交換型換気扇tを使う場合を考えると

■エアコン+熱交換型の場合の、熱交換型換気扇のと換気量と回収した熱をA、Bとすると


■エアコン+換気扇では
Aを普通換気扇で換気して、回収した分の熱Bをエアコンががんばれば
同じことになります。


ここで、エアコンは熱交換型よりも効率(COP)3倍以上効率がいいので
熱交換型に熱を回収させるよりエアコンで熱を作った方が良いということになります。
あまり電気を使わない換気扇分を差し引いてもね。

ただし寒冷地では、ヒートポンプエアコンは効率は下がり、熱交換型換気扇は効率が上がります。

この境界は、東北という方や、北海道北部という方がいますが、関東圏では間違いなく
ヒートポンプエアコンの勝ちですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿