2011年12月13日火曜日

構造・・・安心・SIM住宅


さて、安心を受け持つ。構造ですが
スケルトン・インフィルの思想が生まれた欧米では、
基本的に何年も長く続く構造(躯体)と内装等は簡単に区分けができますが、
日本ではスケルトンとインフィルは曖昧になります。
それは構造がそのまま仕上げという伝統にもよりますし、
住宅の躯体と仕上げが共に木造で、何処までが躯体かもわかりにくいのです。
ですから、構造を長持ちさせるには構造と他をしっかり区分けする
工夫が必要です。そのような工法はまだまだ発展途上です。

★構造(スケルトン)、インフィルとしっかり分けることで
構造はより長く維持できる工法が可能となっていくということです。

こういった前提で
構造の安心さを長く保つ方法は、SIM住宅では具体的には
次の3つと考えています。

1、耐震
造る段階では、性能表示制度の耐震等級2以上をはめざしていく。
さらにバランスを考えた構造計画が必要です。

2、将来の補強等
日本は地震国、将来も構造を使っていくためには、色々な工法の進化に対して、
柔軟に対応できる構造であることが必要です。それには明確でシンプルな構造計画
が必要です。

3、構造の確認
日本では木造の腐朽などが常に心配の種、構造が傷んでしまってはいけません。
伝統的な住宅は、構造が露出していたので確認はいつでもできました。
でも今は構造がかくれてしまっています。
建物を使いながらも、構造の確認をできることは重要です。

4、火災への保護
木造住宅では、地震よりも怖いのが火災。火災に対して安全な保護をしていくことが大切です。
性能j表示制度の耐火等級2はともかく、きめ細やかな対策が必要です。



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