2011年11月22日火曜日

家は商品でいいのでしょうか?

最近は家は商品だと思う傾向が強いように思います。
時代的にはしょうがないかなとは思いながらも、
それでいいのだろうか?とも思います。

商品だと、性能や仕様書、流行りで選びます。
そして消費財的に考えてしまいますね。

いま必要なのは
消費から愛着へ!です

愛着がわくという次元は商品という出来合いの考えとは、たぶん違いますね。
愛着とは、時間ですからね。
良い商品も時間を共に過ごせば愛着はわきますが
性能や仕様比較で考えれば古くなる。
性能や仕様比較だけで考えるなら
人生はさみしいものです。
役立つかどうかだけで、ものを図るのは面白くありません。
役立たないもは楽しいですからね。


たぶん、今の時代
多くの方は、「解答」を求めているんでしょう。
住まいに解答はないのですが、
住まいづくりにも解答はないのですが
有ると思っている。
これは商品化の一つの悪い面ですね。
目の前にある性能に、解決があると感じる勘違いですね。
多くの商品は、そのツボをおさえてこんでいるのです。
性急すぎますよ。

性能は、ある時期の、ある一面の基準であって、
「住むという」複雑な動きや心を性能で比べることはできません。
性能とは大切ですが「そのようなもの」として考えていきたいものです。
ちょっと、とっかかりとなる、参考になる基準でしかありません。
横にある大切なものをわすれてはいけません。


商品として、考えるのではなく、共に住む伴侶として
住まいを考えるといいですね。
目の前にいい商品があったとしてもね。



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