2011年11月2日水曜日

時のなじむ家

衣食住足りて礼節を知る、といいますが

「足りる」がどこにあるかは、なかなか難しいところですね。

お金はあった方がいいけど・・・と思ううちに
お金があれば・・・になり
お金がないと・・・になり
気持ちの余裕がなくなり、
礼節や楽しみがなくなっていくんですからね。

家もまさに、
出来ればより良い家だといいな・・・と思うううち
いい家があれば・・・になり
いい家じゃないと・・・になり
宣伝される「いい家」が、お金を出してでも必要となってきます。
じゃないと幸せになれない!
のかな
建てた後のほうが大切なんですが。

建てた後こそまさに、家の本質!
造る側も、「家を造る楽しみ」だけではなく
軸足を少し「住む楽しみ」へシフトして行きたいなと思っています。

今度出す本「快適で住みやすい家のしくみ図鑑」のまえがきでも書きましたが、

「住む力」もっと、もっと大事にしたいですね。

で、建築工房 匠屋のキャチコピーを

「発見のある住まいづくり」から、造った後も考えた

「時のなじむ家」づくりへ
とシフトしていこうと思っています。


住まいは、住む人の歴史が刻まれる箱。
住まいは、住む力で磨かれる。
住まいは、住んでいるときこそ美しい。

生活に自然となじんでいく家こそ、本当の家。

住まいは出来た時は出発点
住んでみて
生活に自然となじんでいく家こそ、本当の家です。

それには
・安心できる構造であること。
・時間に耐えうる素材を使うこと。
・維持のしやすい家であること。
・日常生活に根差した家であること。
・愛着のわく美しい家であること。

が大切!





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